こんにちは!あお整骨院の宮本です!
今回はダイエットするなら知っておきたい脂肪を減らして筋肉を増やすとどんないいことがあるのかについて投稿していきます。
まず、皆さんはBMIという言葉を知っていますか?なんとなく聞いたことがあると思います。これは「体重(kg)/身長(m)2」で割り出される体重比の数字のこといいます。
この数値は長年肥満度や身体的な魅力度や健康度に使われてきました。しかし、この数値はあくまでも体重と身長から割り出される数値なので数値が同じでも筋肉量が多くてその数値の人もいれば脂肪が多かったり少なくなったりする人も同じ数値になる人もいます。つまり、身長と体重の側面からでは身体の中の数値は見れないということです。
そこで、今注目されているのが身体組成です。身体組成は身体を構成する組織の比率のことで脂肪量と脂肪を除いた除脂肪量の比率のことをいいます。除脂肪量には筋肉や骨、臓器、血液などが含まれますが血液量は大きく変化しないので純粋な筋肉量と考えます。
今回は、筋肉量を増やして脂肪量を減らすという身体組成の数値の改善をお勧めしています。
では、筋肉量が増えて脂肪量が減るとどんないいことが起るのかを具体的に説明していきます。
慢性腎不全の死亡率は体脂肪率が高くなるほど高くなることがわかりました。これは脂肪量が増えて筋肉量が減ることを意味しています。なので、腎不全の死亡率には筋肉量が関係していることがわかってきます。
心臓病の病気では、瘦せ型の肥満の人の死亡率が高いことが報告されています。瘦せ型の肥満というのは脂肪量が多く筋肉量が少ない身体組成のことをいいます。これも筋肉量が死亡率の低下に効果的なことを示しています。
その他にもコロナや心筋梗塞、大腸がんにも筋肉量が多いことで死亡率が下がったという報告があります。
これは筋肉量が増えることで病気が重症化しずらくなったので死亡率が低くなったといえます。
ある例では重症な肺炎や心臓病などで集中治療室に入院した際に胸やお腹の筋肉などの筋肉量が多いほど死亡率が減少することが報告されています。その他にもコロナの回復率が上がったりなど筋肉量が増えると重症化も抑えてくれるというメリットがあることがわかってきました。
では、なぜ筋肉量が増えると病気の重症化や死亡率が抑えられるのでしょうか?
人は病気になった時に莫大なエネルギーを必要とします。筋肉は身体を動かすエネルギーである糖分からのエネルギーや筋肉を作るためのエネルギーを貯める貯蔵庫の役割を持っているので「病気の回復がしたい」となった時に筋肉の量が多ければそれだけ治癒に使えるエネルギーも多いので回復が速くなるといったメリットが出てくるのです。
じゃあ、今すぐ身体組成のために運動をはじめよう!と思う人もいると思います。
しかし、これには落とし穴があります。
今の時代YouTubeなどでトレーニング方法などを調べるとたくさんの解説動画が出てくるのでそれを見ながらトレーニングをする人は多いと思います。しかし、その解説者と実際にトレーニングを行う人では身体の硬さや普段の筋肉の使い方などが違うためフォームが違ったものになってしまい、思ったよりも効果が出なかったりしてしまう。その結果、トレーニングが続かない。こういったサイクルに陥ってしまう人は少なくないと思っています。
そのような経験がある人は当院のパーソナルトレーニングを受けることをおすすめします。当院でのパーソナルトレーニングはその人特有の身体の使い方や硬さをしっかりと見極めてその人に今何が最適なのかを導いていくトレーニング指導を心掛けています。